「展示会に出展することになったけれど、ブースに立つスタッフが足りない」「イベントコンパニオンを頼みたいが、どこに、いくらで、どう依頼すればいいのか分からない」。はじめてコンパニオンの手配を任され、こうした点で迷うご担当者様は少なくありません。
この記事では、イベントコンパニオンの手配の基本から、職種別の料金相場、依頼の流れ、イベントコンパニオン事務所の選び方までをまとめて解説します。後半では、人選や当日の進行を自社で行いたい場合の手配方法もご紹介しますので、自社に合った方法を選ぶ参考にしてください。
この記事の内容
イベントコンパニオンとは
イベントコンパニオンとは、展示会や企業イベント、販促キャンペーン、式典などで、来場者への案内や受付、商品のPRなどを担当するスタッフのことです。
企業のブースやイベント会場で来場者と接する役割を担い、イベントの円滑な運営や商品・サービスの認知拡大をサポートします。
例えば、展示会では来場者への声掛けや資料配布、名刺獲得などを担当することで、企業の営業担当者が商談や詳しい商品説明に集中しやすくなります。
イベントコンパニオンの主な仕事内容
- 受付、来場者のご案内
- ブース前での呼び込み・声掛け
- 資料やノベルティの配布
- 名刺・アンケートの回収
- 商品・サービスの紹介やデモンストレーションの補助
- 外国語での来場者対応(バイリンガルコンパニオン)
また、イベントの内容によっては、専門的なスキルを持つナレーターやMC(司会)、モデルなどが必要になる場合もあります。
イベントコンパニオンを依頼する際は、担当してもらいたい仕事内容を明確にすることが大切です。業務内容によって必要な経験やスキル、料金が異なるため、事前に整理しておくと適切な人材を選びやすくなります。
依頼前に契約形態と指示系統を確認する
イベントコンパニオンの手配方法や契約形態は、依頼先によって異なります。事務所がスタッフの管理や現場運営を担う場合もあれば、企業がスタッフを直接採用する方法もあります。
契約の形によって、当日の指示の出し方や責任の範囲、キャンセル時の取り扱いが変わります。見積もりを取る段階で、契約形態と当日の指示系統をあわせて確認しておくと安心です。
イベントコンパニオンの料金相場
イベントコンパニオンの手配の料金は、1名あたりの日給または時給で設定されるのが一般的です。展示会のように1日を通して稼働する現場は日給、受付やサンプリングのように数時間で終わる現場は時給で見積もられる傾向があります。
職種別の目安は次のとおりです。
| 職種 | 主な業務 | 料金の目安(1名) |
|---|---|---|
| 展示会イベントコンパニオン | 受付、案内、呼び込み、資料配布 | 1日 25,000〜35,000円 |
| 受付・サンプリングスタッフ | 短時間の受付、街頭・店頭での配布 | 1時間 3,000円〜 |
| バイリンガル・通訳コンパニオン | 外国語での来場者対応 | 1日 35,000〜60,000円 |
| ナレーター | 商品説明のナレーション、製品PR | 1日 60,000〜200,000円 |
| MC・司会 | ステージ進行、イベント・式典の司会 | 50,000〜1,000,000円 |
| モデル | 商品PR、デモンストレーション、撮影出演 | 50,000〜2,000,000円 |
| ディレクター | スタッフの管理、現場の進行 | 1日 30,000〜70,000円 |
※料金は職種や出演者の知名度、経験、拘束時間、契約条件などによって大きく異なるため、上記は参考価格帯です。実際の料金は依頼先にご確認ください。
別途かかることが多いもの
基本料金とは別に、依頼条件に応じて次の費用が発生することがあります。
- 交通費:会場までの往復交通費
- 宿泊費:遠方の会場で宿泊が必要な場合
- 遠方手当:遠方への移動や出張に伴う手当
- 指名料:特定のスタッフを指名する場合
- 衣装・コスチューム代:衣装の用意、レンタルなど
- 事前研修の費用:商品説明やリハーサルなど、事前に拘束する場合
- キャンセル料:契約後の日程変更や取り消しに伴う費用
このほか、拘束時間の延長や現場管理などで追加料金が発生する場合もあります。見積もりでは適用条件と総額を確認しましょう。
イベントコンパニオン事務所の料金には、条件に合う方の人選や事前の連絡調整、当日のフォローといったサービスも含まれています。「日給に含まれるもの」は会社によって異なるため、同じ条件に揃えたうえで、総額とサービスの内容をあわせて比べることが大切です。
料金が変わる主な要因
- 業務の難しさ:配布のみか、商品説明まで行うか
- 経験・スキル:語学力、ナレーションの経験など
- 拘束時間と日数:準備日やリハーサルを含むか
- 開催地と時期:大型展示会が重なる時期は人が集まりにくい
- 人選の方法:指名やオーディションの有無
費用の計算例
たとえば、3日間の展示会に展示会イベントコンパニオンを2名依頼する場合、日給25,000円で計算すると次のようになります。
イベントコンパニオン事務所に依頼した場合の計算例
条件:展示会イベントコンパニオン2名/会期3日間/日給25,000円
| 日給の合計25,000円 × 2名 × 3日 | 150,000円 |
|---|
※ここに交通費や衣装代などの追加費用が加わります。
イベントコンパニオンを依頼する流れ
問い合わせから終了後の精算までは、おおむね次の順で進みます。
- 目的と条件を整理する:受付、呼び込み、商品説明など任せたい業務と、人数、日時、会場、予算、衣装の有無を決めます。
- 問い合わせ・見積もりを依頼する:できれば複数社に同じ条件で依頼し、追加費用とキャンセル規定もあわせて確認します。
- スタッフを選ぶ:イベントコンパニオン事務所から届くプロフィール資料をもとに選びます。必要に応じてオーディションや面談を行います。
- 契約・発注する:業務内容、料金、キャンセル規定、支払条件を書面で取り交わします。
- 事前に情報を共有する:商材の資料、声掛けのトーク例、当日のタイムスケジュール、集合場所、衣装を伝えます。
- 当日の運営:朝のミーティングで役割と目標(名刺の獲得枚数など)を共有し、休憩の順番も決めておきます。
- 終了後の精算:稼働実績を確認し、請求書にもとづいて支払います。
依頼は開催の1〜2か月前が目安
希望に合うスタッフを確保するには、開催の1〜2か月前までに依頼しておくと安心です。大型展示会が集中する時期や、語学・MCなど条件が限られる職種は、さらに早めに動くことをおすすめします。
イベントコンパニオン事務所を選ぶときの5つのチェックポイント
イベントコンパニオン事務所には、それぞれ得意な分野や料金体系の違いがあります。自社のイベントに合った依頼先を見つけるために、次の5点を確認してみてください。
1. 展示会・イベントの実績があるか
展示会、販促キャンペーン、式典など、会社ごとに得意な分野があります。自社と近い業界や、同じ規模のイベントでの実績があるかを確認しましょう。
2. 料金の内訳が明確か
日給に何が含まれ、何が別料金なのか。キャンセル料はいつから、いくら発生するのか。見積書の段階で内訳を確認しておくと、社内での予算取りもスムーズに進みます。
3. スタッフを事前に確認できるか
プロフィールや写真、過去の経験を事前に見られるか、指名やオーディションができるかは、会社によって異なります。ブースの雰囲気に合う方を選びたい場合は、とくに重要なポイントです。
4. 欠勤・トラブル時の対応が決まっているか
当日の体調不良などで欠員が出たとき、代わりのスタッフを手配してもらえるのか、連絡はどこに入れればよいのかを確認しておきます。
5. 担当者の対応と当日のサポート
問い合わせへの返答の早さや、要望をくみ取った提案があるかは、準備期間の進めやすさに直結します。ディレクターの手配ができるか、開催地が対応エリアに入っているかもあわせて見ておきましょう。
イベントコンパニオン依頼のよくある質問
何日前までに依頼すればよいですか?
目安は開催の1〜2か月前です。直前でも対応できる会社はありますが、選べるスタッフが限られるため、日程が決まった時点で早めに相談するのがおすすめです。
1日だけ、数時間だけでも依頼できますか?
多くの会社で依頼できます。ただし、最低料金や最低保証時間が設定されている場合があるため、短時間の依頼では見積もり時に確認しておきましょう。
衣装は誰が用意しますか?
企業側が用意する、イベントコンパニオン事務所からレンタルする、スタッフの手持ちのスーツなどを着用する、の3つが一般的です。サイズの確認方法と費用の負担を、事前に決めておくとスムーズです。
キャンセル料はいつから発生しますか?
会社によって異なり、スタッフの確定後から発生する場合もあります。契約の前に、発生する時期と金額を必ず確認してください。
任せたい範囲に合わせて手配方法を選ぶ
人選から当日の運営までまとめて任せたい場合は、イベントコンパニオン事務所に対応範囲を相談するとよいでしょう。一方、人選や当日の進行を自社で担える場合には、企業とイベントコンパニオンが直接つながるマッチングサイトを使う方法もあります。
| 比較項目 | イベントコンパニオン事務所に依頼 | マッチングサイトを利用 |
|---|---|---|
| 人選 | イベントコンパニオン事務所が条件に合う方を提案 | 企業がプロフィールを見て選ぶ |
| 費用 | 人選・手配・当日のサポートを含んだ料金 | スタッフへの報酬とサービス料 |
| 手続き | 担当者と打ち合わせながら進める | 掲載から支払いまでオンライン |
| 当日の管理 | 担当者やディレクターのサポートを受けられる | 企業の担当者が行う |
| 向いているケース | はじめての出展で運営ごと任せたい、大人数をまとめて手配したい | プロフィールを見て自社で選びたい、少人数・1日だけ手配したい |
どちらが優れているということではなく、「どこまで任せたいか」と「どこまで自社で行うか」で選ぶのがポイントです。
人選や当日の進行を自社で行うなら「イベコン.com」という選択肢
イベコン.comは、展示会ブーススタッフ・受付・MC・通訳・モデルなど、イベントのお仕事に特化したマッチングサイトです。企業とイベントコンパニオンが直接つながる仕組みで、お迎えする方を企業ご自身でお選びいただけます。
- 掲載料・初期費用・月額費用は0円
- 費用が発生するのは、お迎えする方を決めた時点(マッチング成立時)のみ
- 1日から、単発・短期の募集もOK
プロフィールと口コミを見て、自社で選べる
経験した職種や語学、過去の現場写真をプロフィールで確認できます。働いた現場からの口コミ・評価も残るため、書類だけでは分からない仕事ぶりも判断材料にできます。
掲載からお支払いまでオンラインで完結
案件を投稿するとエントリーが届き、プロフィールを見て「この方に決定する」を押すだけ。お支払いはご登録のクレジットカードで行うため、請求書のやりとりは不要です。
費用の仕組みが分かりやすい
ご請求額は、設定した時給と勤務時間から決まります。
ご請求額 = 時給 × 予定実働時間 + サービス料30%
計算例:時給2,000円/実働7時間の場合
| 報酬2,000円 × 7時間 | 14,000円 |
|---|---|
| サービス料報酬の30% | 4,200円 |
| 合計(交通費は別途) | 18,200円 |
※時給は案件ごとに企業側で設定します。1日8時間を超える分は時給1.25倍で計算します。交通費は設定した支給条件どおりの金額で、サービス料はかかりません。
なお、イベントコンパニオン事務所の料金には、人選や手配、当日のサポートなどが含まれる場合があります。内容が異なるため、金額だけでなく「どこまで任せたいか」とあわせてご検討ください。
イベントコンパニオン事務所とイベコン.com、どちらが合う?
どちらが優れているということではなく、得意な場面が異なります。イベントコンパニオン事務所では、人選や事前準備、当日の現場管理まで相談できる場合があります。イベコン.comは人選と当日の指示を企業ご自身で行っていただく仕組みのため、運営まで丸ごと任せたい場合は、イベントコンパニオン事務所に対応範囲を相談するとよいでしょう。
一方で、次のような場合にはイベコン.comが合っています。
- 会期中の数日だけ、受付や誘導のスタッフを増やしたい
- どんな方が来るのか、自分の目で確かめてから決めたい
- 掲載からお支払いまで、オンラインで完結させたい
まとめ
- イベントコンパニオンは、展示会やイベントで受付・案内・呼び込みなどを担当。依頼先によって手配方法や契約形態が異なる
- 料金の目安は、展示会イベントコンパニオンで1日25,000〜35,000円。ナレーター、MC・司会、モデルは条件により幅がある
- 日給だけでなく、交通費・宿泊費・遠方手当・指名料・衣装代・研修費・キャンセル料などを考慮した総額で比較する
- 依頼は開催の1〜2か月前が目安。実績、料金の内訳、人選方法、欠勤時の対応、担当者の対応の5点で依頼先を選ぶ
- 人選や運営を任せたいなら事務所への依頼、自社でスタッフを選びたいならマッチングサイトなど、必要な支援範囲で選ぶ
まずは「何を任せたいのか」を整理するところから始めてみてください。必要な職種と人数が決まれば、手配の方法も自然と絞り込めます。

